どうして料理教室なのか。

子育てを始める前、鉄板焼のコックとしてカウンターでお客さんのために料理をしてきました。元々和食が好きでカウンター割烹のお店で働くのを目標にしていました。入社したてのころ、右も左も分からない若造だった私はホテルの人事の方に『カウンターに立ちたいなら鉄板焼がいい!和食と同じ調理場だし、両方できるよ!』といわれ、素直に信じてしまいました。今考えれば、そんなわけないのは明らかで、どっちも片手間にできるわけがありません。和食の仕事を横目で盗みつつ、鉄板焼の世界にもどんどん魅了されていき気づいたら10年くらいあっという間にたってしまいました。鉄板焼で本当によかったなと思うのは、いろんなジャンルの人と仕事ができたこと。和食が近かったのはもとより、フレンチ出身の人とも仕事ができました。そしてお客様との距離が近かった事。物怖じしない度胸を培い、お客様の感覚を目の前で感じ取る事ができました。

料理おたくな私は独身時代はもっぱら食べ歩き。ジャンルを問わず。ブランド物には興味がなかったけどブランドバックが買えるくらいのレストランには勉強!とばかりに行っていました。西郷村にきてからは、累積している料理の知識の中から、たくさんの「おいしい」を作ってきました。当たり前の事ですが、調理場と家庭では作る量も違えば、調味料も違います。かけられる時間も違います。同じように作っても違うんです。主婦としてどうしたらそこの差を埋められるのか、そんなことを考えながら料理をしてきました。

ちなみに私には3人の子どもがいます。毎日がレストランのような食事な訳ではもちろんありません。ちょっとしたイベント(お誕生日とか親戚が集まるとか)の時だけ気合いを入れています。毎日の、毎食の事なので、それでいいと思っています。(というか、毎日は無理です。)

そしてタイトルに戻って…なぜ料理教室かと言うと、ちょっとしたコツとかワザとかで料理って本当に変化するんです。そこを突っ込んで教えてあげたいんです。レストランのような一皿ももちろんテーマにはしていきたいんですが、そこよりもっと大切なのは定番の一品が「あ、きょうのおいしい!」ってなるんです。それって、家族は何より嬉しいですよね。

kitchen_003で教わったコツ、家でも応用してみたよ、って声が聞こえる様な教室作りを心がけてます。

こちらは私のおたく分野、アジア料理です。グリーンカレー。得意!って言ったらだめってくらい簡単すぎて、ごめんなさいのレベルの料理です。簡単です。でも超絶おいしいです。

アジア(多国籍)料理の教室もいずれやりたいな。でも天ぷらとかもやりたいな。でもでも、お菓子もやりたい。やりたい教室が多すぎて決定できない…。いきなり11月に多国籍料理とか、意表過ぎるかなとか思ってしまう…。ああ、迷う。

kitchen003 cooking class

おいしい料理でおなかを満たす。 美しい一皿で心を満たす。 そんな料理を一緒に作りましょう。 料理教室、はじまります。

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